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講師紹介

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吉田 都

講演日 2012/01/24 (火)

吉田 都
ヨシダ ミヤコ

バレリーナ

講師略歴

9歳より東京でバレエを始める。

1983年  ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞を受賞。
       英国ロイヤルバレエスクールに留学。
1984年  芸術監督ピーター・ライト氏に認められ、サドラーズ・ウェルズ・ロイヤルバレエ団
       (現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団。
1988年  最高位のプリンシパルに昇格。
1989年  「グローバル賞」受賞。
1991年  英国のダンス専門誌『Dance & Dancers』の人気投票でダンサー・オブ・ザ・イヤーに
       選ばれる。
1992年  ローザンヌ国際バレエコンクールの審査員を務める。
1994年  皇太后(クイーン・マザー)のお誕生日にロイヤルバレエ団へゲスト出演し、皇太后、
       マーガレット王女ご臨席のもと『ロミオとジュリエット』ジュリエット役を踊る。
1995年  英国ロイヤル・バレエ団にプリンシパルとして移籍。
       「中川鋭之助賞」受賞。
1996年  「橘秋子賞」受賞。
1997年  文化庁「芸術選奨文部大臣新人賞」受賞。
       新国立劇場の柿落としで『眠れる森の美女』のオーロラ役を踊る。
1998年  「服部千恵子賞」受賞。
1999年  エリザベス女王ご臨席のもと、オペラハウスオープニングガラ公演に出演。
2001年  文化庁「芸術選奨文部科学大臣賞」受賞。
       チャールズ皇太子ご臨席のもと、「アントニーダウエル・フェアウェル・ガラ公演」に出演。
2002年  「橘秋子特別賞」受賞。
2004年  バレリーナとしての功績とともに、チャリティ活動を通しての社会貢献が認められ、
       「ユネスコ平和芸術家」に任命される。
       日本人ではバイオリニストの二村英仁氏に次いで2人目。
       天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、新国立劇場にて新演出、『ライモンダ』を踊る。
       東京新聞主催「舞踏芸術賞」受賞。
2006年  Kバレエカンパニーへ移籍。翌年よりゲストプリンシパルとなる。
       ロイヤルバレエ団では引き続き、ゲストプリンシパルとして出演。英国批評家協会より
       英国最優秀女性ダンサー賞「Richard Sherrington Award for Best Female Dancer」
       受賞。
       第57回NHK紅白歌合戦で特別審査員に選ばれる。
2007年  日英協会 ジャパンソサエティアワード受賞。
       紫綬褒章を受章。
       大英帝国勲章OBEを受章。
2009年  ローザンヌ国際バレエコンクールの審査員を務める。
2010年  神戸女学院大学 特別客員教授を務める。
       「ロミオとジュリエット」日本公演を最後にロイヤルバレエ団を退団。
2011年  毎日新聞主催「第52回毎日芸術賞」受賞。
現在、フリーランスとして活躍中。

確かなテクニックと音楽性、愛らしい容姿で、英国でも日本でも抜群の人気を誇る、日本が生んだ
世界最高峰のバレリーナ。

適役は、マリウス・プティパ振付のチャイコフスキーの3大バレエ『眠りの森の美女』、『白鳥の湖』、
『くるみ割り人形』をはじめ、ピーター・ライト版の『ジゼル』、フレデリック・アシュトン振付の『シンデ
レラ』、『ドン・キホーテ』、ニネット・ド・ヴァロア振付の『コッペリア』、ケネス・マクミラン振付の『ロミオ
とジュリエット』など少女役・妖精役。

写真©加藤孝

講演内容

「挑戦し続けるこころ」

生まれた国を離れ、英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルとして15年にわたり主役を務め、
2010年6月に同団を退団した吉田都。
当時としては東洋人の団員が珍しいとされた異文化の中で、様々な違いに戸惑いながらも、
その中でトップであり続けた喜び、苦労の軌跡。
そして、その経験を踏まえ、フリーランスとなった今も止むことなく挑戦し続けることの大切
さをお話したい。

【 対談相手 籠屋 舞 Mai Komoriya 】
コロンビア大学にて神経科学専攻。2004年に同大学卒業後、日本舞台芸術振興会(NBS)/
東京バレエ団に入社。創立者佐々木忠次の下で企画部長としてウィーン国立歌劇場やミラノ・
スカラ座などの歌劇場、パリ・オペラ座バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団、ボリショイ・バレエ
団などのバレエ団の引越し公演のほか、世界バレエ・フェスティバルなどの企画運営を担った。
また、東京バレエ団の海外ツアーも企画し、2006、2008年にはヴェルサイユ宮殿、アテネや
リヨンの古代劇場での野外公演をはじめとする8ヶ国での公演を実現させた。
2009年に渡英し、世界有数のダンスハウスであるロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場のプロ
グラミング・マネージャーに就く。バレエ、コンテンポラリー・ダンス、ヒップホップ、舞踏など
多岐に渡る年間プログラムの企画制作チームを率いた。また、数々の新作の初演を企画し、
世界各地でのツアーに繋げたほか、映像プロジェクトや様々なフェスティバルにも携わった 。
2010-11年には、サドラーズ・ウェルズ劇場とシルヴィ・ギエムが共同製作した作品「6000
miles away」のプロデューサーを務める。ウィリアム・フォーサイスとマッツ・エックによる新作
を含むこの夕べは2011年7月にロンドンで初演を迎え、10月に日本初演が予定されている。
2011年夏に帰国し、現在は東京を拠点にフリーで活動中。


■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
  ・10/7 (金) 工藤公康氏 「あきらめない男の生き方」
  ・11/16 (水) ピーター・バラカン氏 「ロンドンそしてトーキョー、音楽漬けの60年」
  ・11/25 (金) 豊竹咲大夫氏 「古典芸能の心」

主要著書

Miyakoレッスン 吉田都のエッセンス・バレエ・クラス』新書館、2011年
吉田都 一瞬の永遠』世界文化社、2011年
終わりのない旅。』阪急コミュニケーションズ、2005年
「MIYAKO」-英国ロイヤルバレエ団の至宝・吉田都の軌跡』文藝春秋、2001年

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